現実なのか夢なのかそれさえもわからない

正直これほど不安でしんどかったステージはないといえるかもしれない

 

自分の中で今までで一番の舞台はやっぱり去年のであって

そういいたくないのかもしれないけど、去年よりもすごくよけいなものも抱えていた気がする

 

本番前に不安で寝れなかったのも

怖くて寝れなかったのも
振り付けを忘れそうで不安になったのも
夜中三時に狂ったように踊りだしたのも

初めてだった気がする

 

きっと真ん中ではないから、

ある人に言われた

 

偽の真ん中

 

この言葉は今でも突き刺さっているし

予想通りやっぱり最後のほうが本物だった

 

舞台が終わって泣くのも

出演者みんながあつまるのものその人の周りであった

 

数人の関係者からよかったと聞くのもやはりその人で

 

上の人からの態度はおもしろいほど違うくて

 

本気でない

誰のパートナーでもない

期待されていないんだなってすごく感じたし

大切にもされていない気が嫌でもしてきた

 

ニックネーム

それがどんなけうらやましかったのか

トイレの前で出番前に二人で座って話し合ってたのも

すごく遠い気がした

 

いつまでも真ん中にたてない

 

そして自分の実力に嫌というほど思い知らされる

 

生まれ持ったカラダ

 

すごくすごく努力してみるけどスタート地点がちがうから

 

応援の大きさでわかるから

 

 

やめようと

本当に素直にあっさりとおもった

上辺のよかったって言葉は特によかったってことではないことの証で

今回すごく孤独でひとりぼっちだった

 

それがなによりもすごくすごくつらかった

 

逃げてしまいたい

 

 

やっぱり誰にもおよばない

 

一番にはずっとなれないんだ

 

 

でも一つうれしかったのは

名前をみんな読んでくれたこと

認めてるのかなんかわからないけど

 

それだけはうれしかった

 

 

すごく失敗したところもない代わりにすごいよかったところもなかった

 

自分で作り上げたものではなかった

 

完全にもう一人のものだった

何人が自分を好きになってくれたのだろうか？

最後のポーズでの応援を未だに覚えている

なによりも大きく聞こえた応援

 

後ろから見た真ん中のポーズはとてもきれいだった

そして納得した自分がいた

 

一番がんばった舞台なのに

それは自分の舞台ではありませんでした

 

自分が関係したことすらみんなに忘れられている気がします。
自分がそうだから。

これから周りのかたの声を聞くのが少し怖い
怖くてでも、どこかで期待している自分もいるんだ

 

 

わかってる
わかってるのに
いつも自分は少しいい線にいけてるんじゃないかと思ってしまう。
そして奈落の底に落ちてしまうこともあった
けどそうじゃないときもあった気がする

ハッキリとではないけれど…