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きまぐれな気分で、 俺は俺や。 ほかの誰でもない。 そのつもりじゃないなら来んとって。
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 寒くなりましたね。
 
 




 
新しい道を歩き始めました。
 
 
 



 
 
ふと急にどうしようもない闇におちいってしまうのはいつも電気を消して布団に入って眠れない時
 
 
 
 
 
先日祖母が新しい世界へと旅立ちました


 
 
前々からわかっていた事だけど、言葉にできない想いと、常に客観的な自分がいて、ここ何週間か忙しかったです
 
 
入院中、もう危ない今日か明日かって言葉を2、3回聞いたけど、その度病院に行くと持ち直して、血圧も酸素も凄く良くなって先生までもがびっくりしていたのを、やっぱりおばあちゃんやな!と思いました


 
あの日もう危ないと電話が来て、終わり次第直接病院に言ったけど、内心、大丈夫また前のように元気になるさという、根拠のないすごく余裕な確信があって、そういうのって今まで案外あたってたから。
 
 
その日は病院に泊まった
特別室という一日3万円のホテルみたいな綺麗な部屋に
 
それはそれで楽しかった

 
夜中テレビを見てたらおばあちゃんにうるさいと怒られた
それが最後に聞いた言葉だった
 
次の日、疲れがピークにきて機嫌が悪かった自分が居た
 
横には自分より計り知れないくらい辛くてしんどいおばあちゃんが寝ているのに
 
 
 
お風呂もついていたけど、家で入りたかったし、急すぎて見たいテレビ予約してなかったし一旦帰りたかった
前の日は起きて別の家族が来たら交代して帰るという話だったのに
その日になってお母さんは帰らないと言った
 
だだをこねた
 
帰りたい
帰ろう
 
 
 
渋々おかあさんがじゃあ帰る?と言ってくれた
 
 
お母さんがおばあちゃんに昼ご飯を食べてくると嘘を言って帰った
 
 
車に乗った
 
10分ぐらいして電話がかかってきた
 
 
交代したおじさんから
 
 
 
 
泣いていた
 
 
まだなんにも言葉を聞いていないけど一瞬でわかった
 
 
 
なんも言葉がでなかった自分と
冷静にわかったすぐ病院戻ると母の代わりに言って電話をきった自分がいた
 
 
自分のせいだとすでに思っていた
 
 
おじさんが
お母さんが死んだ
と泣きながら言ったとき
 
母は、言った
 
 
 
 
ほらっ!
 
 
 
 
 
その言葉は自分のせいだと言っていた
 
 
 
 
 
 
 
 
ごめんって!と言ったけどそんな言葉今更何にもならない
 
 
 
自分がばあちゃんを死なせたんだ
 
 
お母さんがいなくなったらばあちゃんは死ぬとなんとなくそんな気がしていたそうだ
 
 
 
 
後からお母さんはとっさにでた自分を責める言葉のフォローをした
あんたのせいじゃないで、私がいなくなったときに死んでてん
 
 
でもその言葉はなんのフォローでもなく
心の中では自分のせいだと思ってる裏返しなわけだからと聞きながら思った自分はクズだ
 
 
 
でもそんなに悪く思っていない自分もいた
 
そしてこの事実を背負って生きていこうと
おばあちゃんを忘れないでいれる
 
 
きっとこんな意見には否定する人の方が多いんだろうけど
そんなこと知ったこっちゃない
自分は自分だ
 
 
 
お通夜もお葬式も誰よりも働いた
 
今思えばそれは自分の行いをそれで償っていたのかもしれない
 
 
前々から泣かないと決めていた
出来るだけ笑っていようと
 
 
でも涙は出てくるもので何回か涙が襲ってきた
流す事こそないけど涙は出た
 
普段冷めてる自分も人間だった
 
 
お見舞いに来る人ほとんどの人が言っていた
お母さん守ってあげてね
支えてあげてね
 
 
 
その度
はい!
っていっていた自分はなんも考えてなかった
 
 
焼き場で扉が閉まった時
 
子どものようにお母さんが泣き崩れた
 
我慢しながら泣いていた子とまったく一緒で
 
うっうっって
 
 
なんにも出来なかった
どう声をかけていいかわからなかった
 
自分は平気な顔をするしかなかった
 
マイクロバスの隣の席に座って葬式場に帰る30分
なにも会話はなかった
 
 
着いてもしばらく泣いていたけど
そっから母が泣く事はなかった
 
 
 
泣かないと決めたことに後悔はないし
もしそれを冷たいといわれても別にいい
だって自分が泣いていたらお母さんは心配するだろうし、空気だって暗くなる、お母さんを支える事なんて出来ないと思ったから
それに思い出すおばあちゃんの姿はいつも笑っている
 
 
 
 
最後に買ってもらったものはイカツイいつつけるかわからない2万円のサングラス
 
老眼鏡を作るついでにおかあさんと二人分買ってもらった
 
ついこないだだったのに
 
ついこないだまで当たり前のように一緒に住んでいて
 
トイレいく時がかぶっていて毎回ウォシュレットをしていて
なのに気がついたら病院で寝てて歩けなくなって、ごはんもトイレも1人では何も出来なくなって
太ってたばあちゃんが細くなって骸骨みたいに細くなって
あんまりしゃべれなくなって
 
 
 
 
死んだらしゃべっても何も返事してくれないし
身体に力なんか入らなくて
手を握っても人形みたいで
 
そのうち冷たくなって
ドライアイス横にくっつけられてすごく寒そうやった
固くて冷たくて
 
顔を見たら寝てるだけみたいで、今にも起きそうで綺麗な顔やったのに
結局起きなくて
数時間で骨になってそれ以外のものはきれいになくなって
 
人間てなんて簡単なんやと思った
 
 
ばあちゃん
ありがとう
天国は暖かいですか?
ばあちゃんの好きな花がいっぱい咲いてますか?
金木犀はありますか?うちの金木犀は今年は咲きませんでした
 
ばあちゃんが楽しみにしていたステージをこれからも頑張れるところまで頑張っていきます
 
 
 
言葉がぐちゃぐちゃだけど忘れたくないから今ここに残します
 




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読みました。
おばあちやん
お疲れさまです。
今とても暖かい場所で
暮らしてると思うし
ずっと空くんを
応援してるよ!
うちのおばあちやんも
おるんで
空くんのおばあちやん!
仲良くしてね☆
なあ 2010/11/09(Tue)23:35: 編集
無題

記事読みました。
いろいろと大変だったんですね。
お疲れ様です。

きっと天国で
おばあちゃんわ空さんの事を
見てくれてると思います。
私の元彼も天国で
見ている事を信じて
お互い恥じないように
頑張りましょう。


長々とすみませんでした。

みほ 2010/11/10(Wed)16:07: 編集
無題

お疲れ様。
幸せな人生だったでしょうね。
あなたも後悔ない人生を
贈ってくださいね。
みい 2010/11/11(Thu)13:00: 編集
こんばんは
冷たいとか思わないですよ。
空くんが泣かんって決めて泣かんかった。
それって凄いです。
伊代菜は、じぃちゃんの葬式ん時、空くんと同じこと思ってました。
でも結局泣くの我慢することも、最後まで笑顔でおることもできませんでした。
母ちゃんにも何にも言うてあげれませんでした。

泣くの我慢した空くんは凄いです。
優しいです。
カッコイイです。
2010/11/12(Fri)21:08: 編集
無題
うちのおばあちゃんも
ちょうど1ヶ月前に
天国へ旅立ちました。
ずっと同じ家で住んでて
あなたと同じで
どんどん痩せてく姿は
見ててほんま辛かった...
お葬式も泣かないって
決めてたけど
知らないうちに
何かが切れたみたいに
次々に涙がこぼれました

顔も見たことない
見ず知らずの人やけど
こんなにも同じ境遇な人が
いるんやなって
共感しました!

これからもめげずに
お仕事頑張ってください
陰ながらも応援しています
ちか 2010/11/21(Sun)17:06: 編集
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